2006年 01月 15日
この冬の新ドラマの一つで、日テレ土曜夜九時から「喰いタン」という番組が始まっています。 たまたまテレビをつけていたのでその第一話を見ました。 主人公は(日テレがやけに優遇する)東山紀之演じる「食べること」大好きな探偵で、まぁ後 適当な取り巻きと一緒に事件を解決していくってなものでした。 つまらないとまではいかないのですが何か物足らない感じで、特に継続して見ようというほど のドラマじゃなかったです。 んで漫画喫茶に行ったらこの「喰いタン」の原作がありました。 イブニングで連載されていて作者はあの「将太の寿司」を書いた人です。 せっかくなのでと思い読んでみましたが・・・えらく面白かったです。 これほど面白い原作ならドラマに使いたいと思うのも無理ないかと。掘り出し物でしたね。 そして何故ドラマを物足りなく感じたか、何となく判った気がします。 原作とドラマの共通点は主人公が有能な探偵でかつ無類の食いしん坊であること。 そして食に関連して事件を解決していくこと、ぐらいです。京野ことみ演じる高野刑事は 原作では男だったりして、結構細かく変わっています。 ま、その辺は別にいいんですけど、原作ではこの主人公、すごく有能なんですが本当にバカ なんです。 事件は(大して悩む場面もなく)スパッと解決するのですが、食べ物のことになるともう。。。 そのバカさ加減がこの漫画の一番の面白いところ。ほんとこの辺は原作見てもらいたい。 で、その突き抜けたバカさを東山じゃ表現しきれないんですよね。これは役者としての能力 というよりはタイプの問題。バカやってもどうしても常識的な雰囲気が残りますんで。 この設定の主人公ならもっと常識はずれになりそうなのに(実際原作はそう)、ただ良く食べる って程度にしか演じられないところを物足りなく感じたようです。もったいなや。
by sin_z
| 2006-01-15 23:49
| 漫画
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